筋トレに役立つコエンザイムQ10の効果と摂取のポイント3つを解説

「コエンザイムQ10を筋トレに効率的に摂りいれたい・・・」
「筋トレのためにコエンザイムQ10をどうやって飲めばいいの?」
筋トレやその他の運動にも役立つ人気サプリとして知られているコエンザイムQ10。その効果を最大限に得るためには正しい飲み方やタイミングを知ることが重要です。
今回この記事では、コエンザイムQ10の筋トレへの効果や飲用方法を詳しく説明します。
コエンザイムQ10に期待される筋トレへの効果とは?
コエンザイムQ10とは
コエンザイムQ10とは、ミトコンドリアの補酵素です。生成数のピークは20代で、それ以降は加齢、病気やストレスなどさまざまな要因で低下します。
コエンザイムQ10は以下の2つの役割を担っています。
この2つの簡単な説明と、筋トレへの効果について紹介します。
役割(1)エネルギーの産生
人の体のエネルギー源はミトコンドリアが生み出すATPです。コエンザイムQ10は、このATPの合成に役立ちます。それゆえ、体内のエネルギーレベルと基礎代謝を高めてくれます。
筋トレするときにもATPは欠かせないので、エネルギー不足も防ぐためにコエンザイムQ10が必要です。具体的に期待できる効果としては、体力や持久力の向上、筋肉を作り出すサポートなどが挙げられます。
効率的な脂肪燃焼も期待できるので、ダイエットにも有効な成分だと言えます。
役割(2)活性酸素の除去
ミトコンドリアはATPを生み出す時に「活性酸素」も生成します。この活性酸素があると、ミトコンドリア自身や細胞膜までもが傷つき、その他の細胞も錆びてしまいます。
そうなると当然ATPの生成量が減ってエネルギーが少なくなり、疲労感や倦怠感に繋がります。
そんな時コエンザイムQ10は抗酸化物質として、活性酸素を除去する効果が期待できます。筋トレすることによっても活性酸素の発生が増えるので、コエンザイムQ10の摂取はとても良いことです。
筋トレ以外には効果はある?
日常から役立つコエンザイムQ10の働きとして、肝機能の向上や血流改善効果があります。
肝機能が向上すると、アルコールを分解する作用が高まり、二日酔いを軽減してくれます。
そして、血流改善効果です。コエンザイムQ10の抗酸化作用が、血液中の活性酸素の増加を抑えてくれるので、血流が良くなります。
コエンザイムQ10には、抗酸化作用を持つビタミンEを助ける働きもあるので、体内のビタミンEを有効活用させてくれます。そして、抗酸化作用は細胞の老化防止をサポートしてくれます。女性には嬉しい肌を若く保つ美容効果も見込めます。
コエンザイムQ10についての効果を説明してきました。次に、摂取方法についての紹介です。
コエンザイムQ10を筋トレで摂取する時のポイント3つ
筋トレにも有効な効果を持っているコエンザイムQ10。次に摂取のタイミングと1日の摂取目安量について紹介します。
摂取タイミング
コエンザイムQ10を摂取するタイミングとしては食事の後がベストです。脂溶性の補酵素なので、胃の中に脂が多い食後に吸収されやすいからです。さらに、筋トレを行う2~3時間前に摂取すると変換されたエネルギーを効率よく消費できます。
仮に空腹時に摂取しても、変換するエネルギーがなく効果が得られません。空腹時の摂取は避けましょう。
コエンザイムQ10の血中濃度は、5~6時間程度で下がってしまいます。そのため、1回に1日分の摂取量を取ってしまうより、2、3回に分けて摂取すると効率的です。
1日の摂取目安量
コエンザイムQ10の1日の摂取目安量は50mg~300mgです。効果を実感できる量には個人差があるので、この範囲内で自分に合った量を調整し、摂取しましょう。
ちなみに厚生労働省では、サプリでのコエンザイムQ10の摂取量の上限を300mgと定めています。コエンザイムQ10は人体に存在する安全性の高い補酵素ですが、1日の最大摂取量300mgは守りましょう。
筋トレ効果を得るならコエンザイムQ10サプリメント
コエンザイムQ10は筋トレにも効果的な作用を持っていることがわかりました。以下が大切なポイントです。
- コエンザイムQ10は「エネルギー産生」と「活性酸素の除去」の働きを持つ
- 筋トレには以下の効果が見込める
- コエンザイムQ10は1日数回に分け、食後で筋トレを行う2~3時間前に飲む
- サプリメントは還元型で筋トレに必要な栄養素も配合された、安全なものを選ぶ
①エネルギー不足を防ぐ
②体力向上
③疲労回復
コエンザイムQ10は筋トレする際、とても役立つ補酵素です。タイミングや飲用方法を守って効果の最大化を図りましょう。