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歯周病の原因と治すための自宅ケア・歯磨きのステップを紹介

自覚症状のない歯周病は、気が付いた時には重篤な状態になっていることがあります。

ここでは、自分は歯周病かもしれないと不安を感じる方にも知って欲しい、自宅でのセルフケアや歯磨きなど歯周病を治すためのステップ、歯周病の原因や注意点について解説しています。

歯周病を治すための4ステップ

「歯周病かもしれない」と感じたらすぐに治療を始めなければいけません。歯周病を治す4ステップをご紹介します。

ステップ1 現状の把握

ブラッシングすると出血する、歯ぐきにむずむずする感じがする、口臭が気になるなどの症状があれば、歯周病の可能性があります。

また、歯周病は初期から中期は自覚症状がほとんどないため、歯科医院を2年以上受診していない、または過去に歯周病と診断されてから1年以上間が空いていると、気が付かない内に歯周病になっている場合もあります。

まずは歯周病の検査を受けて現状を正しく把握し、必要に応じた治療を進めていきます。

ステップ2 セルフケアの改善・見直し正しい歯の磨き方

歯周病は歯磨きで磨き残しがあると発生します。一般社団法人「歯の寿命をのばす会」による、歯磨きの出来の評価についての平均的な数値を見ると、実は30~40%の磨き残しがある人が多いとされています。

よって毎日歯を磨いているのに歯周病になる、という方も少なくありません。

歯の磨き方には個人の癖が出るので、毎日同じ個所を磨き残して歯周病になる場合がほとんど。正しい歯の磨き方の指導を歯科医師から受けて、自宅でのセルフケアの改善をするのが、歯周病治療と予防の第一歩です。

ステップ3 歯医者による治療

歯周病検査の結果、歯周病と診断されれば、必要な治療を受けます。歯周病の治療は歯石の除去やかみ合わせの調整、膿んでしまった歯ぐきの除去など歯周病の段階によって異なりますが、治療には数回~十数回の通院が必要です。

途中、自己判断で通院を止めると歯周病の完治には繋がりませんので、最後まで治療を続けましょう。

ステップ4 予防とメンテナンス

歯周病の治療が終わった後でも、再発しやすいのが歯周病といえます。再度歯周病にならないための予防治療とメンテナンスを受けるのが大切です。

歯周病の原因である歯周病菌は、3~4カ月で悪性の強い菌が増殖しますので、予防やメンテナンスを行っていないと新しい歯周病が進行してしまいます。

定期的に歯科医院に通い、汚れや歯石の除去など予防やメンテナンスのための治療を受けるようにしましょう。

歯周病とはどんな病気?

歯周病はどんな病気か、症状が進行するとどんな状態になるのかについて解説します。

歯を支えている骨と歯ぐきが溶けてしまう病気

歯周病の症状といえば、歯ぐきの腫れや膿の発生をイメージする人も多いです。しかし、これはあくまで歯周病の症状の一部に過ぎません。

歯周病とは、歯を支えている歯ぐき、そしてそのすぐ下にある顎の骨が歯周病菌によって溶かされてしまう病気です。

初期症状はほとんどなく、徐々に歯ぐきに異変が

歯周病の進行状況を見てみましょう。まず、初期には自覚症状はほとんどありません。

歯周病が進行すると歯ぐきの腫れや出血が現れます。さらに進むと、歯ぐきが徐々に溶け出し、歯ぐきが下がってきたり、膿が出たり口臭がひどくなったりします。

溶けた骨は元に戻らず、抜歯することに

溶けるのは歯ぐきだけでなく、歯のすぐ下にある顎の骨も歯周病菌によって溶かされていきます。歯を支える骨や歯ぐきがなくなっていくので、徐々に歯がぐらついてきます。最終的に支えを失った歯は抜けてしまい、溶けた骨は元には戻りません。

歯周病の原因

なぜ歯周病になってしまうのでしょうか。歯周病を引き起こす主な3つの原因を解説します。

歯と歯ぐきの間の歯垢

歯周病の主な原因が、歯と歯ぐきの間の歯垢(プラーク)です。歯と歯ぐきの間に磨き残しがあると、細菌が溜まって歯垢となり歯周病菌が発生、歯ぐきが腫れたり炎症を起こす歯周病を発症させます。

噛み合わせ

噛み合わせによって歯に強い力がかかると、歯周病菌の進行を助長してしまいます。そのため、歯周病の治療では歯垢の除去と一緒に噛み合わせもチェックします。また、寝ている間の歯ぎしりや、食いしばる癖も歯周病菌を進行させる原因に。

生活習慣

喫煙やストレス、乱れた食生活などの生活習慣も歯周病を進行させる原因です。生活習慣と深く関わりがあるため、歯周病は再発しやすくなっています。

歯周病3つの注意点

歯周病で覚えておきたい、3つの注意点を解説します。

自覚症状がない

初期から中期の歯周病には自覚症状がほとんどありません。つまり、歯ぐきの腫れや痛みを感じるようになった時には、既に歯周病は中期以上まで進行してしまっています。

歯周病で溶けた骨は戻らない

歯周病の治療を受けても、既に溶けてしまった骨は元に戻せません。歯周病の治療とは歯周病の進行を食い止めるために、歯ぐきや歯の周辺にある歯周病の原因である歯垢を除去し、今の骨の状態を保つために行います。

外科的な治療で骨の一部を増やせる方法もありますが、溶けてしまった骨は完全な元の状態には戻せないことを覚えておきましょう。

再発の可能性

歯周病は、生活習慣病のひとつに位置づけられています。生活習慣病は、日常生活での習慣が大きく関わって発生する病気のため、歯周病も一度治療した後に再発する可能性が高いです。

まとめ

歯周病の原因や知っておきたいこと、治療のためのステップについて紹介しました。ここで3つのポイントをまとめます。

歯周病の治療は4つのステップ

歯周病は、

  • 歯周病検査の受診による現状把握
  • 正しい歯磨き指導を受けて自宅でのケアを改善する
  • 必要な治療を受ける
  • 再発防止のための予防やメンテナンス治療を受ける

の4ステップで治療を進行していきます。

歯周病とは歯ぐきと骨が溶ける病気

歯周病は磨き残しが歯垢になり、発生した歯周病菌が歯ぐきと骨を溶かす病気です。徐々に歯ぐきと骨が溶け、最後は歯が抜け落ちてしまいます。また、溶けた骨は完全に元には戻りません。

再発防止のために、予防が必要

歯周病は生活習慣病のため、治療をしても再発する可能性が高いです。さらに、初期~中期はほとんど自覚症状がないので、歯周病の再発を予防する取り組みが必要です。

歯周病の治療、そして再発防止のためには最後まで治療通院することが大事です。そして予防とメンテナンスに定期的に歯科医院を受診するのが効果的です。

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